お知らせ
2013.04.19
『コミュニケーション・ガイドブック―こころと未来をみつめて―』完成!
「震災以降、どう家族と接すればいいか分からない」
「就職面接対策をしたいけど、そんな場所なくて・・・」
そんな被災地高校生の声から生まれたのが、コミュニケーション・スキルアップ講座です。
このプロジェクトでは、被災地の高校生に講座を通じてコミュニケーションスキルを磨いてもらうことで、彼らが以下のような"力"を取得していくことを目標においています。
- 自分自身のこころの状態を知り、セルフケアを行うことができる力
- 就職や進学の場面において自分を効果的に表現する力
毎日の生活に欠かせないコミュニケーション。
人との距離が分からず困ったり、自分の気持ちを相手に伝えるのが難しかったり・・
みなさんにもそんな経験はないでしょうか?
このたび、そんな悩みを解消できる講座の手引書(小冊子)が完成しました!
現在、宮城県石巻地区に通う高校生に配布をさせていただいています。
受験勉強、就職活動、部活動、アルバイト・・・
現代の忙しい高校生が手に取りやすいように、イラストを多用し、漫画解説も加えてあります。
今後は、引き続き手引書を配布させていただきながら、講座の開催を順次行っていきます。
全青協ではこれまでに岩手・宮城・福島の被災3県を巡り、巡回型の子ども会などを通じて、青少年のこころのケアに努めてきました。そのなかで、大震災によ り経済的・精神的な「しんどさ」や「不安」を抱えながらも支援が手薄になっている多数の高校生の存在が、気がかりでした。
そこで、このたび全青協では被災地の高校生を対象に、こころのケア&進路支援プロジェクトをスタートさせました。
この事業では、震災によるストレスから対人関係を築く際に困難を抱えている高校生が、進学や就職の場面において少しでも不安を軽減できるよう、巡回型のコミュニケーションスキルアップ講座開催を通じてサポートしていきます。