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青少年問題フォーラム
1999.11.01~1999.11.02
第5回青少年問題フォーラム「不登校問題を考える」
現在、小・中学校の不登校児童は、全国で約13万人と言われている。年々、就学児童数が減少している中、不登校の子どもは増加し、5年前と比べると、ほぼ倍となっている。
従来、不登校の子どもたちは、ほとんどの場合において、精神的な疾患という側面からしか理解されてこなかった。しかし現在、不登校増加の原因として、「教育の管理化と高学歴社会」「家庭における少子化、養育様式の変化」「都市化や高度消費社会化」「情報・娯楽メディアの変貌」など、さまざまな社会的背景が語られるようになり、社会の在り方、そのものが問われるようになってきてる。
不登校問題は、児童の個人的な問題にするのではなく、現代社会の問題として、私たちひとり一人が考えていかなければならないとし、このフォーラムでは、不登校の子どもたちとかかわりを持ち、さまざまな形で子どもたちの支援を行っている方との話し合いを行い、不登校問題に対する理解を深めた。そして具体的な提案として、寺院がもっている公的資源を利用し、子どもたち(不登校児)のための居場所および自立支援の場をつくる=寺子屋NPO活動を提案した。
プログラム
基調講演『不登校を考える ―現場からの報告・提言―』
竹内直樹・横浜市大医学部付属病院小児精神神経科医師
スライド実践レポート
『不登校の子どもたちとかかわりをもった活動を行っている寺院の紹介』
青少年のための南無道場(妙厳寺/千葉県大多喜町)
るんびに太鼓(西福寺/大阪府茨木市)
情緒障害児短期医療施設 若竹学園(報四恩精舎/香川県高松市)
愛和会「学校に行けない子どもと共に歩む父母の会」 (清水寺/兵庫県加東郡)
- レポーター:弓山達也・大正大学講師/鈴木晋怜・智山伝法院講師
パネル発題「不登校の子どもたちに対する自立支援と寺院の可能性」 - 奥地圭子(東京シューレ代表)
- 世古一穂(NPO研修・情報センター代表)
- 神 仁(全青協課長)