東日本大震災支援
2013.02.20
『コミュニケーション・ガイドブック ―こころと未来をみつめて―』刊行!
このたび、全青協では被災地の高校生に向けて『コミュニケーション・ガイドブック ―こころと未来をみつめて―』を刊行いたしました。これは、全青協が現地を巡回して行う「コミュニケーション・スキルアップ講座」のテキストを兼ねて、震災で受けたこころのトラウマを解消してもらい、日常生活で役立つコミュニケーションスキルを磨いてもらおうと作成したものです。現在、地元の公立高校の協力を得て、宮城県石巻市内の高校生を中心に無料配布しています。
本ガイドブックではおもに、「傾聴とセルフケア」「ノンバーバル(非言語)コミュニケーション」「バーバル(言語的)コミュニケーション」の3項目についてまとめられています。
こころの状態をセルフチェックしてもらった上で、ストレスとの上手な向き合い方を知り、笑顔や色の心理的効果、印象をアップさせる方法、メールのマナーまで、コミュニケーションの「コツ」を子どもたちは学ぶことができます。また、就職や進学の際の、面接試験に役立つ情報も紹介しています。
フルカラーで「ゆるキャラ」満載のこのガイドブックは、「読みやすい」「わかりやすい」と、高校生にも好評を博しています。
震災から時間が経過しても、心の不安がぬぐえない子どもたちがいます。被災地の子どもたちに笑顔が戻り、周囲の人と良い関係を築く一助となれば嬉しいかぎりです。
※この事業は、(財)JKA(競輪)の補助を受けて実施しています。