東日本大震災支援

2011.08.01

サマースクールに参加して

今回、全青協の一員としてサマースクール「会津で遊ぼう!」に参加しました。東日本大震災の被災地である福島の子どもたちと1泊2日を過ごし、笑顔に触れることができたと思います。

初日はバーベキューから始まり、屋外でレクリエーションをしたのち各自プールやアスレチックを楽しみました。また夜はキャンプファイヤーを囲み、翌日の2日目は会津市内の観光を中心に絵付けや弓道の体験をし、子どもたちはバスでそれぞれの生活へと帰っていきました。

私自身、この企画に参加するにあたり被災地の現状と子どもたちの心理状況を考え、不安と同時になんとかして子どもたちを楽しませたいという意気込みを持っていました。

しかし、いざ初日を迎えて子どもたちと対面すると、彼らは私が思っていた以上にこのサマースクールを楽しみにしていた様子で、私たちの働きかけに対し素直に、子どもらしく応じてくれました。

初対面の子ども同士が大半ではありましたが、新しい友達との出会いを楽しんでくれていたようでした。さすがに緊張状態が続いたためか、夜になると腹痛を訴える子どもや眠れずに声をかけてくる子どももいましたが、大きな怪我や体調不良もなく無事に2日間を終えることができました。

震災以降、それまでの日常とは全く違う日々を送らざるを得ない状況にある子どもも多いことでしょう。そんな中で子どもなりに現実を受け止め、毎日を送っているのだと思います。

戸外で思い切り遊ぶこともままならない生活の中で今回のサマースクールに参加し、初対面である私たち大人に対して真っ直ぐな信頼と笑顔を見せてくれたことが嬉しかったです。

被災地に対して必要な支援のあり方はさまざまだとは思いますが、子どもたちに遊びの場を提供すること、そこに安全や安心を伴わせることも、私たちにできる支援の一つであると感じました。(出山果奈)

避難所の子どもたちに必要な教育支援 福島の子どもたちに笑顔を!「会津で遊ぼう!」
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