東日本大震災支援

2011.05.25

東日本大震災支援活動「すべての人が安心できる つながりと支え合い」

全青協では3月11日の大震災発生以来、多くの皆さまからのご支援を得て、気仙沼・石巻などの被災地で支援活動を継続的に行っています。

5月17日から19日にかけては、石巻市の門脇中学校避難所、曹洞宗洞源院避難所、浄土宗西念寺などに今被災地で必要とされている食料や衣類ほか、生活の質(QOL)を高めるための支援物資の搬入を行いました。
また、避難所では併せて、子ども会の開催、炊き出し、ミニコンサートを開催し、被災者を物心両面で支える支援活動を行っています。
チョコフォンデューを初めて食べた子どもたちは、ほっぺにチョコをつけながら、みんな「楽しい」「おいしい」と声を上げてくれました。子どもばかりではなく大人たちも列に並び、「はじめて食べたよ」「果物が足りないので助かるわ」などと言いながら、避難所生活の中での和やかな一時を楽しんでいただきました。

ソプラノ・ミニコンサートでは、子ども向けのジブリの映画音楽をはじめ、童謡やミュージカル・ナンバーなどを披露し、最後は子どもも大人も一緒になって声を合わせて合唱をしました。

被災地では、災害後2カ月余りすぎる中で、少しずつ物資が揃ってきてはいます。しかしながら、温かい食べ物や、葉物野菜、魚類などは相変わらず不足しています。敷地不足から仮設住宅の建設がなかなか進まない中で、今しばらくは、避難所での不自由な生活を強いられざるを得ない方々が多くいます。私たちの活動が、被災した方々にとって少しでも心身の癒しにつながればと、こころより願っています。

「つながり」こそが回復へのキーワード ―震災によるトラウマのケア― 子どもたちの笑顔に支えられて ―被災3カ月目の支援活動―
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