東日本大震災支援
2011.04.01
東日本大震災支援活動
全青協では、宮城、岩手、福島の被災三県の会員寺院や青少協、加盟教団の教化センターなどを窓口に、被害状況の聞き取りと緊急支援物資の運搬・炊き出しを中心に行っています。
全国の多くの皆さまより寄せられましたご厚志をもとに、避難所より希望のあった新鮮な野菜や果物、豚肉、魚の干物などの生鮮食品類を購入、提供させていただきました。また、食品の他にもポロシャツなどの衣類(長袖・半袖)や下着、炊き出し用寸胴・各種洗剤・食器類・収納用具などの生活用品、子ども向けとしては、衣類や下着に始まり、絵本・おもちゃ各種、クレヨンなどの文具、甘茶クッキー、そして花まつり用品などを購入、運搬しております。
当方では当初より、避難所生活を余儀なくされている皆さまの生活の質(QOL)を尊重したいとの思いもあり、物資支援の他にも、会員を中心としたボランティアの皆さまにご協力をいただきながら、石巻市内を中心に移動子ども会やお楽しみ会(炊き出し+ヴァイオリンのミニコンサート+詩の朗読など)を定期的に開催しております。
震災から5カ月近くが経過した現在では、仮設住宅への移住が進み、各避難所は閉鎖に向かっている状況です。しかし、慣れ親しんだコミュニティを離れ、新たな地で安心して過ごせるかという不安感は、長く続くことが予想されます。当財団では、他団体とも協働しながら、移動カフェ(行茶)や移動子ども会など、コミュニティづくりのための支援を今後も継続して行ってまいります。
そして今夏は、子どもたちに夏休みの思い出を作ってもらおうと、福島県・宮城県の被災地の子どもを無料招待するサマースクールを、数回にわたり開催いたしています。また、福島県内の妊産婦や、乳幼児をはじめとした小さい子どもたちに放射能の不安なくのびのびと過ごしてもらおうと、会員寺院へ協力を仰ぎ、短期のお寺ホームステイ保養企画もすすめております。
復興への道のりは険しく、未だ始まったばかりと言っても過言ではありません。継続的支援のため、何卒今後ともご協力を賜りますようお願い申し上げます。