東日本大震災支援

2011.06.07

災害ボランティアに参加して

今回ご縁をいただいて、災害ボランティアに参加させていただきました。仙台に入ると、景色が一変。テレビで見てはいても実際目に入る光景に言葉が出ません。自分は何をしに来たのか、何をするのかと改めて認識しました。

さて今回の炊き出しのメニューの一つに、チョコレートフォンデュがあり、自分は主にその辺りのお手伝いをさせていただきました。チョコレートフォンデュとは、パイナップルやキウイなどのフルーツやマシュマロなどにチョコを付けて食べるものです。自分も初めて見るチョコレートのシャワー。子どもたちの笑顔も然る事ながら、組み上げて動かしている自分も興奮していました。

「これって、チョコフォンデュ?」と高揚して聞いてこられる女性の方、一体これは何だ? と怪訝そうな顔をしながらも、一口入れたら美味しいと笑顔になりその場を離れない男性の方など様々な反応に、こちらも笑顔やパワーをいただきました。
「缶詰ばかりで、久しぶりに生のフルーツを食べたよ」の声に、やって良かったと思う反面、何が足りていないのかを考えさせられました。

また、今回は門脇中学校の体育館で子どもたちと遊ぶ事が出来ました。自分は初対面でしたが、今回の参加者の中には、すでに子どもたちと友達になっている人がいました。名前を呼び合い再会を喜ぶ姿に感激し、あぁ、子どもたちは待っていたんだなと感じました。

子どもたちは実に元気です。自分も相撲をしたり鬼ごっこをしたり走り回って楽しみました。思いっきりぶつかってくる子をどうやって受け止めようか。最初はそんな思いもありましたが、一緒に遊んでいるうちに忘れてしまうほどでした。でも大街道小学校に子どもたちを迎えに行った時、自転車で来た子に、「良いねその自転車」と言ったら、「津波で流されちゃった自転車の方がよかったな」と言われ、返す言葉が見つかりませんでした。

自分は、一体何が出来るか。今回参加して、改めて感じました。それが何かはまだよく解りません。でも今言えるのは、その時自分の出来る事をさせていただこうという事です。また今後もお手伝いさせていただきたいと強く思いました。(小松淨泰)

子どもたちの笑顔に支えられて ―被災3カ月目の支援活動― 避難所の子どもたちに必要な教育支援
前のページヘ 活動しようのトップへ