正力松太郎賞
2014.03.28
第38回正力松太郎賞の受賞者が決定いたしました!!
昨年9月から12月まで公募いたしました「第38回正力松太郎賞」の受賞者が、3月4日に開催された選考委員会にて決定いたしました。
今回は、本賞2件が授賞となりました。
青少幼年を取り巻くさまざまな社会問題が取り沙汰されている昨今、青少幼年とともに、ひたむきに仏教の示す生活を歩んでいる活動者を広く紹介することは、教育や保育の現場に一つの指針を示すことにもつながります。
地道なご活動の中で子どもたちを育み、その心に仏教の種をまいてこられた受賞者に敬意を表するとともに、ひとりでも多くの仏教者が後に続くことを願ってやみません。
正力松太郎賞 本賞
宗蓮寺子ども会(代表 垣本孝精さん・日蓮宗宗蓮寺住職)
1968年の設立以来、宗蓮寺子ども会は45年以上の長きに亘って、仏教情操を育みながらスポーツを活動の中心に据えた子ども会活動を行ってきました。現在では週のほとんどを活動日として、ソフトボール、バスケットボール、空手、和太鼓などの指導に寺族が一丸となって取り組んでいます。
また、夏休み期間を子どもたちの基本的生活習慣を整える絶好の機会ととらえ、ほぼ毎日、早朝より子どもたちを集めて勤行を行い、ランニングや勉強、スポーツ練習を行うなどの特別プログラムを実施しています。挨拶の仕方や箸の持ち方に始まる礼儀作法の指導にも力を入れ、保護者を含めての教化に尽力。地域においても、清掃活動や病院・老人ホームへの慰問などを積極的に行い、地元を愛するこころを養い、多世代交流を実現しています。
アジア仏教徒協会 ASIAFUND「ABAミャンマー子ども基金」
(代表 茨木兆輝さん・曹洞宗西蓮寺東堂/理事長 牛尾日秀さん・正法事門法華宗法主)
青少年育成と地域文化の高揚を目的に、1960年代に創立された会を再組成、1983年にアジア仏教徒協会が設立されました。以来、ミャンマーをはじめとするアジア地域にて、学校・子ども病院の建設や、浄水機器の設置など、教育支援活動や保健医療活動を推進しています。また、アジア地域の仏教系青少年団体等と協働し、日韓や日中の子どもたちの仏教文化交流を行うなど、日本とアジア諸国の架け橋として活発に活動しています。仏教精神に基づいての地道な国際支援と平和的交流の功績が高く評価され、今回の受賞となりました。
正力松太郎賞 青年奨励賞
該当無し