正力松太郎賞
2002.03.15
第26回正力松太郎賞 受賞者が決定しました!!
昨年8月から同11月まで公募しました「第26回正力松太郎賞」の受賞者が、3月15日に開催した選考委員会で決定されました。
今回は、個人・団体の枠を取り払って選考し、その結果、下記の3件に授賞が決定しました。
多様化した子ども達の現状の中、新しい形での子ども会や教化活動が求められています。今回の受賞者のようなユニークな活動が各地の寺院で花開き、子どもたちに仏の教えが伝わることを願わずにはいられません。
正力松太郎賞 本賞
近江 正隆師(東京都・日蓮宗法明寺住職)
近江正隆師は70歳。戦災から自坊が復興したのを機に、社会に恩返しをと考えていた折、点訳ボランティアという活動と出会いました。その中で、仏教書の点訳が少ないことを知り、独自に点訳を開始。「仏教説話体系」全40巻など多くの仏教書を点訳し、要望があれば無料で配布しています。活動のご紹介はこちらです。
潮音寺子ども日曜参禅会(代表・宮本利寛師:愛知県・曹洞宗潮音寺住職)
潮音寺子ども日曜参禅会は、昭和52年に設立され、地域の「観音まつり」の開催を機に子どもたちによる「願成観音太鼓」が5年後に発足しました。以来、坐禅や朝のお勤め・太鼓の練習を行い、施設慰問や演奏公演を年数回行っています。活動のご紹介はこちらです。
皆龍寺サンガスクール(代表・飯野康弘氏/主宰・榊法存師:山形県・真宗大谷派皆龍寺住職)
皆龍寺サンガスクールは、昭和59年に発足。障害児や不登校児を含め、毎日のように寺に子ども達が集い、「ともに考え」「ともに生き、ともに育つ」という新しい寺子屋日曜学校を実施しています。住職夫妻はサポート役に徹し、10代のスタッフが自主的に企画運営しています。活動のご紹介はこちらです。