寺子屋ふぁみりあ
2013.10.18
寺子屋ふぁみりあ体験交流会 in建長寺 開催!
10月3日の寺子屋ふぁみりあは、神奈川県鎌倉市の建長寺にて体験交流会が行われました。10月になったとは思えないような強い日差しで青空の広がるお天気のなか、遅刻も欠席もなく、事前申込みされた32名の方に参加していただきました。境内ではまだ蝉の声が聞こえていました。
午前中は、建長寺の和尚さまに作法を説明していただきながら、読経と坐禅を体験しました。坐禅は、正しい姿勢を保ち、胸を開いて息を鼻で吸って鼻でしっかり吐くという深い呼吸で呼吸を整え、目線は下に斜め45度を見るのがポイントだそうです。また、姿勢を正して呼吸を整えることが一番大事とのことです。姿勢は『生活習慣病』でもあると、和尚さまは加えておっしゃっていました。それに、姿勢が悪いと「嫌なこと」や「不安なこと」などのいろいろな妄想が浮かんできやすいそうです。
参加者の方々にとっては、この坐禅が一番印象的だったという方が多く、「特に姿勢を整えることが難しかった」という声が聞こえてきました。ほとんどの方が和尚さまに姿勢を直され、背中を叩いていただいていました。和尚さまに背中を叩いていただいて、気持ちが良かったと仰っていた方もいらっしゃいました。また、「余計なことをつい考えてしまった」「無になるのは難しい」とのご感想もありました。
昼食には、建長寺が由来である「けんちん汁」をいただきました。食事も修行の一部と考えられていて、音を立てずに食事に集中するという「斎座」での作法も参加者の皆さんには印象深かったようです。昼食後は写経、境内案内、茶話会がありました。
修行体験では、参加者の方が「おしゃべりを謹んで集中するように」と時折、和尚さまからのお言葉をいただく場面もありましたが、終始、和気あいあいとした雰囲気でした。非日常であるお寺でのひとときは、参加者の皆さんに気分をリフレッシュしていただく良い機会となったように思います。